文字通り"日の出"が楽しめるホテル
視界いっぱいに広がるオホーツク・ブルーの海。その水平線から美しい朝日を望むことができる雄武町の観光名所、日の出岬。夏に賑わうキャンプ場(開場/6月1日〜9月30日)や岬の先端に建つ展望台"ラ・ルーナ"(トイレ完備)から日の出を待てば、神々しいほど幻想的な朝日のシーンに出合うことができます。ラ・ルーナは一年中利用できるので、毎年初日の出、流氷見物など、冬期間も多くの人が訪れています。
そんな岬の一角にそびえる"ホテル日の出岬"もまた、絶景のビューポイントをいくつも持ったホテルです。1階のレストランや露天風呂、6階(屋上)展望室から壮大なオホーツク海の海原を眺望することができます。さらに、すべての客室が海側に面したオーシャン・ビュー。また、同ホテルは岬と牧場に挟まれているため、山側は北海道ならではののどかな風景が楽しめます。時には牛たちが駐車場のそばの柵の前までやって来て、観光客を出迎えてくれることも…。
オープン時のままのフレッシュな印象
さて、本誌ジャスト・ナウでは、同ホテルオープン(平成10年)直後に一度取材済みですが、今回の再訪問で一つ驚いたことがあります。それは、開業当時と比べて施設が少しも古くなっていないこと。初めてここを訪れる人は"オープンしたばかりの新しいホテルなんだ"と思われるに違いありません。
一体、これほど経年変化を感じさせない理由は何なのでしょう?鈴木重紀支配人も「お客様もびっくりされますね。何年経っても新しいホテルだと言われるのは嬉しいことです。スタッフも日々新鮮な気持ちで仕事ができます」と。おそらく、これはメンテナンスの良さだけではなく、このホテルの設計思想から来るものではないかと思われます。
評価の高いバリアフリー設計
今でこそバリアフリー、ユニバーサルデザインという言葉は社会に浸透してはいますが、道内でその先駆けとなった同ホテルには、一貫して"すべての人にやさしいホテル"というテーマが感じられます。むしろ、時代がこのホテルの設計に追いついてきた−だから新しさを感じるのかも知れません。
「全国車イスの会というサイト(インターネット)でも紹介され、障害者・健常者を問わず、人にやさしいホテルとしてサービスに努めています」という支配人の言葉からも分かる通り、クチコミやインターネットを通じて"人にやさしいホテル"としての認知度は今や全国区に広がっています。
ちなみに同ホテルのバリアフリーは1階・2階の全パブリックスペースをはじめ、リフト式入浴装置を備えた特殊浴場、介護ベッド付き客室(3階)などで、もっとも顕著に現れています。実際に車イスを利用されている方、身体に障害を抱えた人、お年寄りや赤ちゃんのいる家族からも絶大な支持を受けています。
ゆったりとした客室と良質の温泉
客室は夫婦向けの洋室ツイン、家族でくつろげる和室、ゆとりの和洋室の3タイプが用意され、額縁と化した窓からの景色が、北国の旅情を誘い、温泉とともに心身をやさしくほぐし、癒してくれます。
源泉温度66.2度のナトリウム―塩化物強塩泉の評判も良く、温泉は地元や近隣市町村からの日帰客でいつも賑わっています。休憩室、脱衣所、浴室ともすべてがゆったりしていて、湯船(内湯)は40度・41度・42度の3種類を用意するという気の配りよう。
「お肌がつるつるになった。子どものアトピーが消えた」という声も聞かれるなど、効能にすぐれ、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、こわばり、うちみ、くじき、慢性婦人病、慢性消化器病、冷え性などに向いています。また、きりきず、やけど、アトピーなど皮膚にも高い効果が期待できます。
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| 夕食の地場産コース |
至福のひととき新鮮な海の幸に舌鼓
旅の楽しみでもある食事は、やはりオホーツク海で獲れる新鮮な海の幸を使ったものが中心。季節によって、毛ガニ、ウニ、ホタテ、タコ、ツブ、鮭などが顔を揃えます。宿泊者には、雄武産の毛ガニ一尾がついた5千円の夕食"地場産コース"の人気が高いようです。
毎月テーマが変わる昼食バイキング(7月はスタミナがテーマ)は20〜30種類ほどのメニューがビュッフェ式に並び、味にうるさい人だけでなく、子どもも楽しめる内容になっています。料金は大人1,300円ですが、時期によりカニ料理やイクラなども出るとか。
また、7・8月にピークを迎える日の出岬キャンプ場の多くの利用者も、温泉と食事を利用するそうです。支配人の話では「温泉に入り夕食を食べてから、自分たちのテントやコテージに帰る、そんな雄武スタイルのキャンプが急増してきました。今年は朝食もホテルでとっていただけるよう、アイディアを絞っているところです」とのこと。アウトドア指向の人々も時代とともに変わりつつあるのでしょうか。ランチバイキングを楽しむドライバーやファミリー、そしてキャンパーたちをも受け入れる、まさにすべての人にやさしいホテルが"ホテル日の出岬"なのでしょう。
バリアフリー設計、温泉施設、周囲の環境、食事内容、そしてスタッフの接客対応も含め、道内では三つ星を与えてもいい温泉ホテルと言っても過言ではないでしょう。
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