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〜 利尻町 〜
Vol.68/平成19年6月発行
稚内副港市場グランドオープン!
それは、市民と観光客のコミュニティ施設。底引船まで飲み込んだ巨大なショッピングモール「稚内副港市場」が、「マチ」と「みなと」を結ぶ大きな架け橋となって、新しい稚内を、ここから発信していきます!

【法人認証年月日】2007年11月15日
【主たる事務所】利尻郡利尻町沓形字本町53番地
【電話番号】0163-84-2514
【代表者】吉安 高嶺
【目 的】
利尻島内の地域住民に対して、利尻島に存在する資源の蘇生に関する事業を行い、地域の活性化を図ると共に新たな雇用の創出を図ること、及び、次代を担うこどもたちが安心して暮らせるよう、利尻島の豊かな自然環境を守っていくことを目的とする。

●ACCESS
稚内空港から車で約20分
JR稚内駅・JR南稚内駅から徒歩約15分、車で約3分
路線バス(宗谷バス)港2丁目停下車・徒歩約1分

●営業時間
副港市場/8:00〜20:00
港ギャラリー・港のゆ・底曳船/10:00〜22:00
波止場横丁・ラパウザ/11:00〜23:00
稚内市港1丁目6番28号
(国道40号線沿)
TEL 0162-29-0829/FAX 0162-29-0831
http://www.wakkanai-fukukou.com/

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関係者のみならず、稚内全市民が大きな関心を寄せていた
稚内副港市場がついに4月28日、待望のグランドオープンを迎えました!
市場に鎮座する副港をシンボライズする「第一副港丸」の巨大モニュメント。船の内部はらせん階段になっており、市場棟とギャラリーをつなぐ役目と、吹抜の1・2階を結ぶ仕掛けがほどこされている。 鮮度と価格で勝負する鮮魚店。観光客は商品をここからダイレクトに宅配することができる。 美味しいのにこれまでなかなか買うことのできなかった「宗谷黒牛」も登場。 副港一のヒットメーカー、稚内牛乳を新発売。
30年前の副港の様子
ちょうど30年前、副港には 底引船がひしめていた
 主演の高倉健をはじめ倍賞千恵子、桃井かおり、武田鉄矢といった豪華キャストで日本中を沸かせた名画、山田洋次監督作品『幸せの黄色いハンカチ』がヒットしていた1977年。稚内をはじめ国内の漁港を震撼させた出来事が起っていました。すなわち、200海里(排他的経済水域)設定問題です。その頃の稚内は水産基地として全国有数の水揚げ・漁獲高を誇っていましたが、その半分は他国200海里内での操業で、沖合底引漁業は繁栄を極めていました。副港には50隻以上もの底引船がひしめき、稚内は有史以来最大の活気に満ちあふれていました。しかし、1976年にアメリカ、翌年ソ連(現ロシア)が経済水域設定を宣言したため、沖合漁業はカムチャッカやベーリング海から締め出され、大幅な底引船の減船を余儀なくされました。
 それと同時に、あの賑やかだった副港は時代の変化の波に飲み込まれ、漁の神様から見放されたかのように衰退の一途を辿ることとなりました。

 株式会社副港開発の中田伸也社長も、副港のそんな移りゆく姿をつぶさに見てきました。

 「会社(株式会社中田組)も自宅も副港の近くにありましたから、その繁栄も衰退も他人事ではありませんでした。同時に、稚内を元気にするなら港からだ、という思いも私の中で確固たるものになっていきました」。

 代々、土木建築を生業としてきた中田さんは、仕事は世のため、人のために役立たなくてはいけないという家訓を授かっています。都市計画は行政の仕事ですが、中田さんの仕事でもあります。その思いを胸に今から9年前、1998年に副港再開発構想の策定に着手しました。さっそく市民有志が賛同し、「副港のあの頃の賑わいを取り戻そう」「稚内の活気を取り戻す起爆剤にしよう」「新しい稚内のシンボルにしよう」というような意見が出され、2000年には『わっかない産業クラスター研究会』の設立に至りました。それは自主・自立に向けた足腰の強い産業構造の創造と、新たなマチづくりを目指さなければ、地域社会が沈滞するだけという強い危機感の表れでもありました。


株式会社副港開発

代表取締役社長 中田 伸也さん

副港再開発が市のプロジェクトに
 一方、市街地総合再生プロジェクトとして、「マリンタウンプロジェクト」、「シーグラウンド計画」、稚内駅周辺地区を含めた「稚内市中心市街地活性化基本計画」を進めてきた稚内市は、第一副港再開発計画を「シーグラウンド計画」として位置づけ、その3つの計画をリンクさせ、総合的に市街地の活性化を図る『稚内市市街地総合再生プロジェクト』を発表しました。

 また、2004年には、国の『全国都市再生のための緊急措置〈〜稚内から石垣まで〜〉』(小泉首相から日ロ友好最先端都市と命名)において、稚内のマチづくりの取組みが"都市観光推進モデル事業"として採択され、市役所にも稚内都市再生室が設けられました。

 もはや第一副港再開発計画は市民有志が語る夢物語ではなく、市中心市街地活性化基本計画のプロジェクトとして委員会で検討され、商工会議所や各商店街振興組合、飲食店組合、観光協会、観光物産協会、ホテル旅館業組合、稚内信用金庫をはじめとする金融機関をはじめ、国や道からは開発建設部、宗谷支庁、土木現業所、さらに各町内会、市民団体、学識経験者らが一体となって審議され、市民の意見を集約するためにシンポジウム、パネルディスカッション、ワークショップなどが行われ、広報や稚内市のホームページで広く情報公開され、多くの市民も知るところとなりました。

 そんな全市的な動きを契機に、中田さんらは第一副港再開発計画を実現するため出資金を出し合い、株式会社副港開発を組織。そうして構想から足かけ10年、悲願だった稚内副港市場は昨年5月の『北緯45度北のガラス館』オープン(本誌ジャスト・ナウでも紹介)によって先陣を切り、今春、ゴールデンウィーク初日に照準を合わせてグランドオープンの日を迎えました。

毎日搾りたての稚内牛乳。

一度お試しあれ!


今春、お茶漬けとふりかけが新発売に
さらに昨年度は第2号となる商品としてオホーツク“海鮮茶漬け”と“海鮮ふりかけ”の開発に乗り出し、札幌、大阪、東京でバイヤーを対象としたギフトショー、特産品展示・商談会、見本市などに出店し試食会などを通して、ついにその完成品が誕生しました。今春4月10日からは道の駅おうむにて新発売となります。主原料をすべて雄武でまかない、着色・保存料などの添加物を一切含まない両商品は、いずれも鮭とホタテの2種類あり、一般のお茶漬けやふりかけでは考えられないほど大きな具がゴロゴロっと入っています。言ってみれば、お茶漬けやふりかけの中に、贅沢にもホンモノの“雄武”が入っているのです。今後は道内主要お土産店、ホテル売店、空港売店での販売、インターネットショッピングなどを計画しています。

 こうして丸4年の歳月をかけて、今年から『雄武の食卓』を全国に向けて発信します。


GW期間中の来館者は約5万人!
 大型連休の初日がオープンということもあり、滑り出しも上々、幸先のいいスタートを切った副港市場ですが、むしろオープンしたこれからが試されるようです。

 「去年の6月から建築を始めて、冬の工事は大変厳しいものがありましたから、その意味での達成感はありますが、クリアしなければいけない問題など、むしろ課題のほうが多くて…。いいハードはできたけれども、集客のための企画力、今後の新しいソフトづくりをテナントの皆さんと議論しているところです。市民と観光客に何度も足を運んでもらえる施設を目指します」と、オープンを諸手を挙げて喜んでばかりはいられない中田さん。

 しかし、連休の期間中の来館者数は約5万人。天然温泉『港のゆ』の利用者約5千人は目標を上回る結果となり、テナントの一部では3日間で1ヵ月分の売上を達成したところもあり、嬉しいパニックを引き起こした店も続出。そのあたりの朗報は、やはり経営者としての中田さんの励みになります。

 中田さんは「この施設の面白いところは、ギャラリーとパブリックが交錯していて区別がつきにくいところにあります」と建設の専門家としての"見せ場"を語ります。(株)副港開発は稚内市も株主として名を連ねている第三セクター方式を採用していますが、いわゆる旧来の三セクとは違い、国内では珍しく官と民がお互いに担う役割を明確にしつつ、建築物としてはその機能を融合させることに成功したモデルケースと言えるでしょう。「たぶん一般の方はどこがギャラリーでパブリックスペースなのか分からないでしょう。でもそれが狙いなのです」。どうやらこの建物には沢山のレトリックが採用されているようです。市が担う『港ギャラリー』のレトロなゾーンは歴史を学ぶ空間ですが、同時に癒しとくつろぎをもたらすため、パブリックスペースと連動する数々のアイディアが満載。来館の際には、じっくりと回遊してみてください。

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国道40号線に面した副港市場の真ん中の入口から市場に入ると、すぐ右に「稚内しんきん」のATMが設置されています。
稚内副港市場 大解剖
さて、ここからは稚内副港市場を詳しく見ていきましょう。
 副港市場はJR稚内駅と南稚内駅のほぼ中間に位置し、高架橋のすぐそばにあります。この巨大なショッピングモールは国道40号線と港湾の間にすっぽりとに挟まれていて、潮風を肌で受けながら港側から入るのもいいでしょう。
 副港市場は、大きく4つに分類することができます。市民の台所「副港市場」、稚内の昭和にトリップする「港ギャラリー」、グルメな屋台村「波止場横丁」、そして天然温泉「港のゆ」。
◆副港市場テナント
魚常明田鮮魚店(鮮魚)
ガーデン花楽(生花)
丸共水産カスベ本舗(健康食品)
かに菜(総菜)
高橋水産(利尻・海産物)
誠洋(宗谷うまいもの屋)
ホクレンショップ副港店(ミニスーパー)
稚内牛乳(乳製品販売)
ヤムワッ館(水産加工品・炉端)
浜焼き市番屋(焼物・焼き場)
おむすび山(おむすび・ラーメン)
やき鳥 だんろ(テイクアウト専門やき鳥店)
ヤマト運輸
佐川急便
稚内信用金庫(ATM)
せんたく屋(クリーニング店)
株式会社副港開発

副港市場 〈1F〉
 前浜で水揚げされた新鮮な魚貝類を低価格で提供してくれる鮮魚店をはじめ、利尻からも海産物店が出店。また、ジャンルを問わず宗谷管内のウマイものを一堂に介した店、日常のショッピングニーズに応えるホクレンショップ、新発売の稚内牛乳など多彩な店が軒を連ね、対面販売ならではの威勢のいい声があちらこちらに響き渡っています。市場ならではの活気と賑わいは、かつての副港を彷彿とさせてくれます。

 どれもイチ押しの店ばかりですが、あえて「稚内牛乳」をご紹介しておきましょう。JA稚内とJAぬまかわのコラボレート商品であるこの牛乳は、搾りたての鮮度を重視し本来の風味を生かすために、市場の中にミニプラントを導入。低温殺菌処理(65℃/30分)することにより、フワッと生クリームが瓶に付着した驚きのノンホモ牛乳の開発に成功。従来バターや脱脂粉乳用に使用されていた稚内の牛乳を両農協が協同し「地産地消」に取り組んだ意欲作です!

また、焼物「浜焼き市番屋」では、焼き場を提供し、自店のみならず各店で調達した食材の持ち込みもOK。箸、トング(焼物をつかむ道具)、取り皿も用意してくれます。

◆港ギャラリー
 ふれあい広場テナント

カフェ稜庵(クレープ屋さんの和風カフェ)
だがし 夢や(駄菓子)
食・バー 心音(ファーストフード)
くるくる。(たこ焼き・お好み焼き)


FMわっぴーのサテライトスタジオからの生放送では、イベントと連動して当日のお買い得情報やお楽しみプレゼントなどもオンエアー。放送を聞いて駆けつける人も続出!?

港ギャラリー 〈1F〉
 昭和の時代にタイムスリップ!戦前までの樺太航路の稚内港駅や樺太旧豊原中学校の教室、昭和の商店街のまち並みなどを忠実に再現しています。稚内や宗谷管内、サハリン観光の情報発信コーナーも充実。また、港ギャラリーに囲まれた副港広場は、待ち合わせや休憩に最適で、コンサートやパフォーマンスなど各種イベント活動を企画しています。美味しく趣向を凝らしたファーストフード店も見逃せません!。

 注目したいのは食・バー「心音(ここね)」。稚内の飲食業界に新風を巻き起こすFEELグループの市内3店舗目となる店で、宗谷黒牛を使用した稚内バーガー、オリジナルチキンなど、手軽なのにしっかり食事をとれるカフェバーです。ギネスビールの樽生もあります。

 大阪で25年修行した店主が地元稚内で本場の味を楽しませてくれる「くるくる。」のアツアツふわふわ、トロトロのたこ焼きも超人気。関西風お好み焼きは甘辛ソースが絶妙です。
◆波止場横丁(屋台村)テナント
ペチカ(ロシア料理)
居酒屋 北浜鮮ぱく(昼食晩酌屋)
海のカレー屋さん(学生たちの店)
北の香り(ラーメン)
もつのだるま(もつ焼き)

波止場横丁 〈屋外〉
 昔の稚内のまち並みを再現した地元の食文化が集う屋台村の登場です。木造のぬくもり漂う屋台小屋からは、美味しい匂いが浜風と一緒に流れてきて…。オロナイン軟膏、登鶴などの古い看板を見ていると、昭和時代にフラッシュバック!お隣り同士肩を寄せ合い暮らしていた、そんな懐かしい横丁では、今や稚内名物といっても過言ではないロシア料理、創作居酒屋、ラーメン店、カレー屋(地元の学生たちが活躍)が美味しさを競います。今後もどんどんアイディア料理が登場しますので目が離せません。

稚内天然温泉 港のゆ 〈3.2F〉
 歴史とロマンを感じさせる番屋風のデザインが、落ち着きの中に品格を感じさせてくれます。とうとうとあふれる天然温泉に浸かって、心身を癒す至福のひとときを、ゆっくり、たっぷり堪能することができる最北の新名湯。行き交う船と港を一望する大露天風呂は圧巻で、晴れた日には宗谷岬、遥か彼方にサハリンを望むことができます。まさに絶景を独り占めできる"贅を極めた"温泉です。また、囲炉裏のある休憩所や気ままにくつろげる椅子席、足を投げ出せる琉球畳の和室、リラックスルームなど全部で5つの休憩室があるのもありがたいところ。

湯上がりの後は美味しい食事を皆でどうぞ。

■泉質/ナトリウム塩化物強塩泉(高張性中性温泉)
■効能/神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻 痺、うちみ、くじき、
 慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、
 慢性皮膚病、慢性婦人病など
■浴室/中温湯(大浴槽)、高温湯、泡風呂(ジャグ ジー)、サウナ、水風呂、
 露天風呂
■売店、テイクアウトコーナー、マッサージ完備。


レストラン棟 〈2F〉
和食や蕎麦を手頃に楽しめたり。食材にこだわった贅沢な本格和食も楽しめる「底曳船」。
アルデンテの茹で上げパスタ、釜焼きピザが人気の「ラ・パウザ」で気軽にイタリアンを。稚内だけのオリジナルメニュー、ハンバーグも登場!
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稚内 副港市場
再開発事業主体
株式会社 副港開発

■施設概要
施設規模/RC一部3階建
開発区域面積/約12,000?u
建物延床面積/約07,000?u
駐車場・空地等/約08,000?u

■主な施設
副港市場
港ギャラリー
港のゆ
波止場横丁/屋台村
北緯45°北のガラス館

■会社概要
会社名/株式会社副港開発
所在地/稚内市港1丁目6番28号
   代表取締役会長 横田 耕一
   代表取締役社長 中田 伸也
   設立年月日/平成2004年6月30日
   資 本 金/4億8千万円
   
温泉浴場施設の運営/飲食店管理運営業務/駐車場の経営/レジャー施設の経営、施設の管理/不動産賃貸および管理/通信システムによる情報処理サービス事業などの業務遂行

てっぺん観光サービス(株)
支配人 高瀬 博さん

 大学進学以来、稚内を離れていましたが、久し振りに郷里へ帰ってきました。札幌グランドホテルさんなどで長年培ってきた財務会計、サービス、人材育成の面でお役に立てればと思っています。
 稚内は観光都市でありながらも、まだまだサービス業が主力になりきれていません。その意味でもオープンに向けて意識改革や接客対応など、すべて基本から始めました。プレオープンが迫ったラスト4日間は、全従業員が食事と入浴を体験し、課題点や解決策を議論し合いました。
 パートは地元の主婦の皆さんが中心ですが、女性パワーが活かされる職場環境をつくり上げ、能力を引き出していきたいと考えています。
 「副港から稚内を変えよう!」を合言葉に従業員一同頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
稚内市港1丁目6番28号
(国道40号線沿)
TEL 0162-29-0829/FAX 0162-29-0831
http://www.wakkanai-fukukou.com/

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