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〜 遠別町 〜
Vol.86/平成23年11月発行
(株)遠別産業振興公社が完熟ミニトマト「アイコ」でつくった
幻のトマトジュース「北の赤いしずく」
(株)遠別産業振興公社
取締役 小泉 幸一さん
同社は遠別の農協、漁協、商工会や建設業者など異業種が集まって平成13年に設立。これまでに農産物の有機栽培や山漬による秋サケのブランド化、牛糞を活かした堆肥づくりなどを通して、幅広く遠別の地域振興に貢献。

 宗谷岬から約100km南下。利尻富士を仰ぎ見る日本海に沈む夕陽が美しい遠別町は、日本の稲作(もち米)の北限の町です。同時に最北の畑作地帯でもあり、日本海から吹く風を受け、冷涼な環境の中で、昼夜の激しい寒暖差が糖度の高いおいしい野菜を生み出すことでも有名です。とりわけメロン、ホウレン草、アスパラガスなどが高く評価されていますが、ミニトマトもまた格段の甘みと旨味をたっぷりと実につけています。
 その遠別産のミニトマトからつくった、幻のトマトジュースと呼ばれるトマトジュース「北の赤いしずく」を試飲しました。一口含んで飲み干した瞬間「こんなに甘いトマトジュースは飲んだことがない」というほどトマトの自然の甘さを実感することができる傑作です。
 (株)遠別産業振興公社の小泉さんに、その甘さの秘密を聞いてみると「100%アイコという品種のミニトマトだけを使っている」とのこと。「アイコの果汁に食塩0.1%を加えてありますが、来年は完全無添加で純粋にアイコだけでトマトジュースをつくってみたい」と自信にあふれています。
 完熟トマトだけを使用したこの「北の赤いしずく」の原料となる朝採りした真っ赤に熟したミニトマトのアイコは、農業振興センターの加工場へ運ばれ、不純物除去のために3度の洗浄を経て野菜切機で細かく刻まれた後、回転釜できっかり100℃で1時間煮るのだそうです。その後パルパーフィニッシャーと呼ばれる装置で漉すのですが、なんとその機械は自動的にトマトのタネと皮を分離してくれるスグレモノ。ジュース液になってからも丁寧に煮続け、食塩で味を整えたのちに一本一本、人の手によって瓶に充填されていきます。栓となる王冠打ちや呑口のプラスチック封栓、ラベル貼りもすべて手作業によるもの。ビニールハウスの中で大事に育てたミニトマトを、手間ひま惜しまず最後の最後まで手をかけているからこその美味しさなのだと妙に納得してしまいました。
 なお、本年はすでに全量出荷を終えていますので購入することはできません。「北の赤いしずく」はまさに、8月・9月限定の遠別の「幻のトマトジュース」。その美味しさを味わうには、残念ながら来夏過ぎまで待たなくてはなりません。
生産量は瓶にして500mlが500本、1Lは150本。初めて「アイコ」という品種にしたため本年はアンケート調査が主目的でした。
●商品のお問い合わせ先

(株)遠別産業振興公社

天塩郡遠別町字本町4丁目3番地(株)共栄内
TEL01632-9-6511

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