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〜 礼文町 〜
Vol.68/平成19年6月発行
うのず製菓の「礼文まんじゅう」
30年間、何一つ変わらない美味しさ。
和菓子製造販売
うのず製菓
店主 鵜頭 正好さん
「あのまんじゅう、何てことはないんだけど、美味いんだよな」「普段甘いものは食べないけど、あのまんじゅうだけは別。そこにあるとつい手が伸びちゃうんだ」「いつ行っても売り切れでさ、うのずのオヤジさんは働かないね」。これらは利尻島で聞いた"礼文まんじゅう"の評価です。とにかく、誰もが口を揃えて美味いと言います。その一方で"売り切れ""働かない"という言葉にドッキリ。もしも礼文島に渡って、肝心の礼文まんじゅうがなかったらどうしよう?不安な気持で利尻島の鴛泊港を後にしました。
うのず製菓さんは香深港フェリーターミナルのすぐそばにありました。歩いて2分とかかりません。名物の"礼文まんじゅう"のノボリが浜風になびいているのですぐに見つけられます。
さっそく、利尻での人気ぶりについて話題をふってみると、やはり事実でした。「利尻の方がよくお土産として買ってくださるんです。逆に、利尻のパンは礼文でとても人気があって。面白いでしょ」と。現在二代目のご主人は、この道ひと筋、生まれながらのまんじゅう屋さん。35年以上のキャリアを持つ和菓子職人で、真っ白な帽子と白衣のキリッとした出立ちでありながらも、終始笑顔の絶えない方でした。絵に描いたようにほがらかで、和やかなムードに包まれていて、だからきっと美味しい和菓子が鵜頭さんの手の中で生まれるのでしょう。
礼文まんじゅうは、いわゆる"温泉まんじゅう"なのですが、通常の3倍くらいの大きさがあります。ふんわりとした茶色の皮には沖縄県産の黒砂糖を使用。たっぷりのこしあんは独自に調合し、発売以来30年間まったく変わることのない味に仕上げています。
あんこは昔ながらに甘く、昨今の"甘さ控えめ"という言葉が軟弱に思えてしまうほど堂々とした風格を保っています。"礼文"という烙印にも自信がみなぎり、このボリュームで1個130円。非常に価値ある130円です。
ほかにも礼文産のよもぎを使った草しんこ餅、べこ餅、田舎まんじゅう、あんドーナッツも人気が高く、値段はすべて同じ130円。
「防腐剤などの添加物を使っていないので作り置きができないんですよ。ですからせっかく来てくださっても売り切れの場合もあります。電話予約していただければ確実に対応します」とのことで、売り切れの原因は、鵜頭さんが働かないから沢山作らない、のではなく、日持ちしない(賞味期限は2〜3日以内)ため大量に作れない、そういう理由だったのです。添加物を使うくらいなら和菓子をやめたほうがいい、そんな頑固さを心に秘めているようです。
昔ながらに甘くて美味しい
礼文まんじゅう
礼文町でただ一軒の和菓子屋さん
和菓子製造販売 うのず製菓
礼文郡礼文町香深
TEL 0163-86-2660 / FAX 0163-86-1602
・ 営業時間8:00〜18:00(5月〜9月まで無休)
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