商品のご案内 地域の皆様と共に 稚内しんきんについて ディスクロージャー 店舗・ATM
貯める・備える 借りる 便利なサービス 手数料 最新金利情報
地域貢献活動 ズームアップ北 いいもの見つけた わが町じまん マチコミクチコミ取材班 温泉マップ 北の観光スポット写真集 リンク集
当庫概要 信条・マークコンセプト 沿革・あゆみ 経営方針 組織図 営業地域 採用情報
平成20年度上半期経営内容公開 平成20年度経営内容公開 第65期事業報告書ミニディスクロージャー
店舗・ATM一覧 店舗・ATM一覧印刷用ページ ATM業務・取扱時間
ホーム 地域の皆様と共に ズームアップ北 バックナンバー Vol.79_3
ズ−ムアップ北
最新記事
バックナンバー
 ズームアップ北
〜 旭川市 〜
Vol.79/平成22年3月発行
Next Generation
エコ化でプラスチックから木へ。平成維新を駆け抜ける地球人。
取締役国際事業部長 鈴木 大介さん 北栄通信工業株式会社

取締役国際事業部長

Daisuke Suzuki

鈴木 大介さん

北見市出身。大学卒業後、貿易関係の会社で輸出入業の仕事に携わる。

平成20年、北栄通信工業(株)の国際事業部立ち上げに伴い、同社に入社。

Age:32

伊藤 誠剛さん
インドネシアでの植林事業
脱“英語が苦手な日本人”
 NHKテレビではこのところ「坂の上の雲」や「龍馬伝」など、嘉永から幕末、明治維新にかけての歴史ドラマが大きな注目を集めています。あの頃の日本は、200年の鎖国を解いて開国し、欧米列強の進んだ文化・技術を取り入れるために国を挙げて努力しました。例えば、アメリカの蒸気船やイギリスの蒸気機関車の場合。技術者を外国へ派遣し、帰国すると同時に持ち帰った情報を真っ先に日本語に翻訳し、国内の技術者に配ることで同じものを日本で走らせてきました。語学教育も蘭学から英語中心の洋学に切り換わりました。しかし授業には外国人と直接コミュニケーションするようなカリキュラムではなく、翻訳技術に重きを置きました。その伝統は今でも生きており、極めて翻訳能力が高いのに英会話が苦手な日本人の歴史を引きずっているようです。英語検定で知られるTOEFLの平均点でも日本はアジアの中で最下位です。中学、高校、大学、英会話学校など、相当英語に費やしているというのに。

代表取締役の鈴木 貢社長
代表取締役の鈴木 貢社長
貿易に語学力を生かして
 さて、名は体を表すと言いますが、これほどぴったりな人もめずらしいのではと思います。鈴木大介。名前の通り大介さんは「大きく、仲介する人」です。
 学生時代には学部交換留学生としてイギリスの大学に留学。翻訳重視から離れ、英話で直接外国人と接する機会に恵まれ、やがて英会話に不自由しなくなりました。その語学力を生かし、卒業後は貿易関係の会社に勤務。平成20年には父の会社である北栄通信工業(株)への入社を果たしましたが、鈴木貢社長は無理に家業を継がせることをせず、むしろ息子が好きなように新しい道を自分の力で切り開かせるために、本業の情報通信事業工事の仕事とは別に、大介さんが望む国際事業部を立ち上げることに同意しました。
 その後は、以前と同じように頻繁に海外出張を繰り返し、気がつけば語学の幅はぐんぐんと広がり、今では中国語(北京語)、インドネシア語も堪能。スペイン語等を使い、国と国、地域と地域、人と人を介する地球人となりました。

鈴木 大介さん
日本文化の経木の世界を復活
 「海外で交渉する時、上層部の方とは英語で会話をしますが、現場で現地の人とコミュニケーションをとるためには、その国の言葉が分からないとダメなんです。だから必要に迫られて外国語を身につけていったのですが。難しい話じゃなくて、とにかく相手と膝を突き合わせ直接話すことが大事です」と語学力を獲得してきた背景をそう語ります。
 国際事業部の仕事は目下のところ、木材関係が中心。工業製品、機械類とそのパーツの輸出入、さらに代行業も行っています。特許などパテントにからむ仕事が多く、交渉中の仕事は極秘事項なのだそうですが、木材関係の仕事について少しだけオープンにしてもらいました。
 「経木(きょうぎ)って分かりますか?駅弁の箱やフタに利用されている薄く削った木なのですが、近年ではインドネシアのファルカタ(センゴン)材からつくったものが多くなりました」と、いくつかのサンプルを見せてくれました。南洋桐とも呼ばれるその原材料は、時に求められる厚さに応じて加工し、国内外の加工業者へ納品。また、すでに現地で加工した仕掛品、組み立てるだけの完成品などを包装資材関連の問屋に卸します。

環境への配慮とエコ化に対応
 思えば一昔前までは、駅弁の容器はほとんど経木でした。お寿司のネタの下に敷かれたり、家庭でもおむすびを包んだり。経木の歴史は大和時代まで遡るとされますが、近代になって発泡スチロール、プラスティック容器などの普及によって、包装資材としての出番がめっきり減ってしまい、私たちの暮らしの中であまり見かけない存在になってしまいました。
 しかし環境問題やエコ化によって使い捨ての時代にきっと変化が現れる、そう確信した大介さんはその輸出入に踏み切ることに。実はそれらの経木は、国内でも高いシェアを持つ業者に瞬く間に行き渡り、たった2年のうちに九州以外の全国の主だった港に直接海外からコンテナで届けられているのです。これはまぎれもなく「プラスティックから木へ」の復活の兆しです。

植樹を通して地球と地域に還元
 環境問題にも関心が高く、循環型原料供給システムの構築もめざしています。
 「インドネシアは震災で大きな被害を被りました。木を扱う者として少しでも地域の雇用につながれば、そんな気持ちから同国の植樹事業に参加しています。ファルカタは5年〜7年で育ち、直径が30〜35cmなると使用できるようになります。1haで約6千本のプランテーションが可能で、現地の人に間伐作業などで雇用を生みながら約2千本を伐採します。日本人の利益だけじゃなく、現地の人に還元されないと信頼は築けません」。

日本の若者にとって貿易はチャンス
 現在の貿易国はシンガポール・インドネシアをはじめとする東南アジア全域や中国、台湾が中心。話がある都度、アメリカ、ヨーロッパへと飛んで行き、現地を視察しながら交渉を進めています。
 「貿易の仕事は今けっこうビッグチャンスなんですよ。バイヤー及びエージェントの世代交代が進んでいます。こんな若造は日本人の中でも私一人です」。
 鈴木貢社長曰く「息子の仕事のウェートが大きくなり、今年あたり年間の売上が国際事業部に抜かれてしまうかも知れません」。当然ながら輸出入にからむ書類は英語が中心。「頻繁に英文ファックスが来たり、外国人から電話が来たり…。つい先日も苫小牧の港湾業者さんから英語の貿易書類の件で問い合わせがありましたが、そんな時、私や他の社員では困ってしまってね」。
 我が子を見つめる社長のまなざしにも大介さんは「信頼される男。行動する男」と映っているのでしょう。大きく世界を介する男の未来は、幕末と明治維新を駆け抜けた男たちにも勝るとも劣らぬ夢とロマンにあふれていました。
チーク材やローズウッド系の木材も幅広く扱っており、例えば建築資材として天井材やフローリング、家具や棚板に。インテリア用にブラインドやランプシェードにも。雑貨としてランチョンマットやコースターなど、ビジネスの広がりを見せている。
経木の使い道は駅弁やお惣菜の容器以外にも、麺類やお菓子の箱などにも。ウニの一夜漬けや数の子を木の箱に入れると高級感が出そう。焼印や箔押、一部分をくり抜いてフィルムを加工することも。もちろん表面に印刷することも可能。
伊藤 誠剛さん
平成10年に新築した社屋
[History of The Company]

総合情報通信工事・卸売業(輸出入販売)・輸出入代行業

北栄通信工業株式会社

旭川市末広東2条13丁目2番16号

TEL 0166−57−7272 FAX 0166−57−7285

昭和44年、北見市で創業。日本電信電話公社(現NTT)の電話回線工事等を請け負う。その後エリア替えに伴い、平成元年に旭川市へ移転。平成20年、国際事業部を設置する。

ページのトップへ戻る
動作環境について