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〜 天塩町 〜
Vol.77/平成21年8月発行
天塩はシジミだけじゃない「タコキムチ丼」絶好調!


武田 國廣さん 「天塩タコキムチ丼」推進協議会 会長
武田 國廣さん
(道の駅てしおレ ストラン経営)

タコキムチ丼の楽しみ方は3つあると言う武田会長

1.カツをそのまま食べる。
2.カツをキムチと半熟卵に和えて一緒に。

3.カツをたこまんまの醤油漬けにつけて食べる。

ポスト・シジミを求めて
 「天塩のシジミ」は「厚岸のカキ」「十勝川のフナ」とともに蝦夷の三絶として古くから珍重され、全国にその名を轟かせてきた特産品です。パンケ沼と天塩川本・支流の気水域が主な漁場となっていますが、漁獲量は昭和60年にすでにピークに達してしまい、以後、減少の一途をたどることに。
 平成20年に発表された留萌開発建設部の資料を見ると、昭和60年のパンケ沼524トン、天塩川ほか81トン、計605トンの採取を誇っていましたが、直近の平成19年度では、なんとパンケ沼18トン、天塩川ほか60トン、計78トンまで落ち込んでいます。粒の大きさ、味の良さで全国一の呼び名の高い「天塩のシジミ」は、もはや幻となってしまったのでしょうか。
 そのような地域資源の枯渇は、漁業者の死活問題だけではなく、地元で観光産業を営む者、鮮魚店、飲食店などが多数集積する商店街にも大きなダメージを与えてきました。そして現在では、道内外市場に出荷することをやめた同町のシジミは、極めて入手困難かつ高級食材の一つと化してしまいました。
 天塩商工会青年部横山敦部長も「いまシジミを食材にして使ってしまうと、ものスゴく高い値段のものになってしまう。そこで注目したのが天塩のミズダコでした」と。稚内から留萌につづく日本海オロロンラインは、別名「日本海えびタコ街道」とも呼ばれ、実は天塩はミズタコの一大産地でもあったのです。

「天塩商工会」と「ヒロ中田」氏が生んだ新・ご当地グルメ
 天塩商工会が昨年度実施した「手塩にかけた響生(きょうせい)天塩マチづくりプロジェクト」には、5つの部会がありますが、その中の一つに“地元の食材を活用した「食の統一メニューづくり」部会”がありました。
 平成20年6月から部会は始動し、8月には雑誌「北海道じゃらん」元編集長の「ヒロ中田」氏が同町の道の駅「てしお」で講演。その際、ご当地グルメとして「天塩はシジミだけじゃないタコキムチ丼」を提唱。ヒロ中田氏はミズダコの水揚げが多いこと、キムチづくりに取り組む町民が多いことを指摘し「タコキムチ丼こそ天塩にふさわしい!」と協力を申し出ました。
 その後まもなく、部会から町全体を巻き込んだものへ発展させるため「天塩タコキムチ丼」推進協議会が発足。浅田弘隆町長はじめ瀬越正己商工会長、竹谷志郎全国展開支援事業委員長の三氏を顧問に据え、会長には道の駅てしおレストラン社長の武田國廣氏が就任。会員には会長を含め8名の飲食店業者を営む方が名を連ねました。そのほか生産者から(株)北るもい漁業協同組合天塩支所の吉光和敏氏、(株)かっぱいの合羽井敏征氏、アドバイザーとしてヒロ中田氏を迎え、さらに事務局として商工会から3名、天塩町役場企画商工課からも2名、合計19名で組織されました。
 以後9回にわたって協議会を重ね、試食会・発表会を経て平成20年12月20日正式に「天塩はシジミだけじゃないタコキムチ丼」がデビュー。同日発売となった「北海道じゃらん」にも特集が組まれました。

レシピに選ばれたのは武田会長のタコキムチ丼
 武田会長によると「当初会員から様々なメニューが考案され、サラダ風のもの、チラシ寿司のようなものなどもありましたが、私のものが採用されることになりました」。また「かねてから店でキムチカツ丼を提供していましたので、たぶん上手くいくだろうと予想してレシピを考えました」と。さらに「タコは煮ても焼いても固くなってしまうので、柔らかくするため“すり身”にしました。つなぎには鮭を使い、メンチカツに。ご飯の上には自家製キムチと半熟卵。カツを卵でとじてしまうとサクサク感がなくなってしまうので“あと乗せ”にしました」。
 この丼の定義を横山部長に聞くと「天塩産ミズダコのメンチカツを、キムチと特製かつおベースのダシに混ぜて軽くとじた半熟卵の上にのせた魚介系カツ丼!」とのこと。
 次のようなルール7ヶ条があります。
①正式名称は「天塩はシジミだけじゃないタコキムチ丼」
 略称は「天塩タコキムチ丼」とする
②天塩で水揚げされたミズダコと鮭をミンチにし、卵白、でん粉、タコイボを加えて練り、フライとして揚げる
③上記のメンチカツを、キムチ(北海道産白菜使用)と特製かつおベースのダシを混ぜて軽くとじた半熟卵の上にのせる
④トッピングは各自創意工夫する(北海道産の食材を使用する)
⑤留萌管内産のお米を使用する
⑥天塩産シジミ(5個以上)の汁物、たこまんまの醤油漬け、香の物(各店自由)をつける
⑦価格は950円(税込)以下とする

変わらぬレシピ、なのに日増しにおいしく進化し続けている!
 「デビュー当初から見ると格段においしくなっています。バージョンで言えば3つくらい上がっていますね」と横山部長。武田会長も「タコの食感がもっと欲しいという声に応えて、タコのイボイボを多く入れるように改良しました」。「8店舗それぞれ料理人によってタレやキムチが違いますので、個々のおいしさをぜひ食べ歩いてほしいね」とも。
 ちなみに道の駅てしおでの販売数は1ヶ月平均300食のペースだそう。ズバリ目標は「全8店舗合わせて年間1万食は達成したい」とか。アンケート調査でも良い結果が出ているそうで、90%の方が「機会があればまた食べたいと思う」と答えました。「人それぞれに好みもありますから、飲食店では通常10人中5人がおいしいと言ってくれれば“OK”みたいなところもあるのですが、出来過ぎですね」と喜びの表情を浮かべる会長でした。
出店情報:さっぽろオータムフェスト2009

道内の新ご当地グルメ&道産小麦100%ラーメンが大集合


第2期:9月23日〜28日まで 大通5丁目会場に「天塩町」出店!

※ブース入替えあり

「天塩タコキムチ丼」が食べられる店8店舗一挙大公開!

全店ALL950円(税込)

道の駅てしお レストラン

新開通4丁目 TEL:01632-9-2770

ドライブイン てしお

更岸基線4丁目 TEL:01632-2-2042

お食事処 あいだ

新開通5丁目 TEL:01632-2-1369

てしお温泉夕映 レストラン

サラキシ5807 TEL:01632-2-3111

焼肉の店 たちばな

海岸通5丁目 TEL:01632-2-1437

酒食処 夢竜馬

山手裏通6丁目 TEL:01632-2-1220

レストラン&喫茶 あげいん

新開通6丁目 TEL: 01632-2-2525

十割そば 田舎屋 天塩店

新地通5丁目 TEL:01632-2-2886

※営業時間、定休日は直接お店までおたずねください。
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