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〜 幌延町 〜
Vol.70/平成19年11月発行
幌延深地層研究センターPR施設「ゆめ地創館」で地底世界をシミュレーション!
 幌延深地層研究センターで兼ねてから建設を進めてきたPR施設「ゆめ地創館」が、平成19年6月30日に完成し、一般公開されました。
 この施設の醍醐味は、何といっても、同センターの立坑の深さと同じ"地下500メートル"の地底世界をシミュレーションすることができること。
 これまでの研究から判明した幌延の地下深部の構造をはじめ、研究テーマが分かりやすく紹介されています。さらに、地球とエネルギーのナゾに迫ることができる科学の学習の場ともなっています。
萩谷 均さん 高橋 昌樹さん
独立行政法人 日本原子力研究開発機構
幌延深地層研究センター
地域交流課 課長代理
萩谷 均さん
地域交流課
高橋 昌樹さん
■幌延の新しいランドマーク「ゆめ地創館」
 多くの人がご存知のように、利尻名産のウニが美味しい理由は、利尻昆布を食べているからです。では、利尻昆布が美味しいその理由は?答えは、美味しい水で育つから。
 留萌支庁の最北に位置する幌延町。西側は日本海に接し、長く続く砂丘海岸には28基もの大風車が連なり、北海道をツーリングする旅行者に人気を集めるビューポイントとなっています。その内陸には、かつての海(潟湖)が気が遠くなるような長い時間を経て堆積し湿地帯となった広大な"下サロベツ原野"が広がっています。また幌延は北緯45度線が横断する町でもあり、そのモニュメントの前で記念撮影をする観光客をたびたび見かけます。最近では、トナカイ観光牧場やヒマラヤの青いケシ(ブルーポピー)が栽培されるなど、観光名所も増えてきました。

 そのトナカイ観光牧場のすぐそばに、今夏オープンを迎えた幌延深地層研究センターPR施設「ゆめ地創館」があります。スクエアな建物から高さ50メートルのタワーがランドマークとなっているので、すぐに発見することができるでしょう。


■タワーは幌延と同センターのシンボル!
 まるでSF小説や映画にでも登場してきそうな地底世界への移動装置"バーチカル・トランスポーター500"。実際に地下500メートルまで降りて行くわけではありませんが、乗ってみると、地下へ突き進んでいく映像や微妙な振動、距離を示すデジタル表示パネルなどが渾然一体となって、見事にシミュレーションを演出しています。 地下は映像室(ジオシアター)と展示室によって構成されています。シアターでは、ある女性研究者が幌延を舞台に深地層の研究を進めていく物語を30分置きに上映しています
 展示室は近郊の中川町で発掘されたアンモナイトなどの化石コーナー、幌延の地層を紹介するコーナーなど身近なテーマも充実。 また、幌延深地層研究センターの研究内容も詳しく展示され、立坑の構造模型や原寸大の坑道などが目を引きつけます。

 「不思議な地底世界を、音や光を使って、あるいは手で触ってみるなど面白い工夫を凝らし紹介しています。年齢を問わず多くの方に見学してもらいたいですね」と高橋さん。来館者は11月末頃1万人に達する見込みです。



■地底世界を体感した後は絶景の展望室へ!

 最後は、一気に地上50メートルの展望階まで上昇。タワーの上から360度のパノラマで見る幌延の自然は圧巻にして美しく・・・。
 今から約200万年前までは海だった下サロベツ原野を眺めながら、時空を超える異次元の旅を終えました。

「ゆめ地創館」高さ50mのタワーが目印 天窓から見えるタワー バーチカル・トランスポーター500の内部
地下世界の入口となるVT-500の乗り場 坑道をイメージした展示コーナー 音で知る、光で分かる、手に触れて学ぶことができる地底不思議広場
幌延深地層研究センターが掘り進めている立坑の紹介 核燃料サイクルの仕組みや地層処分について学ぶことができます。 道北の化石を展示紹介するコーナー



映像室(ジオシアター) 展望室からは眺望した立坑などの施設 晴れた日には彼方に利尻富士も
幌延深地層研究センターPR館「ゆめ地創館」

住 所/天塩郡幌延町北進432番2

電 話/01632-5-2772(ゆめ地創館代表)

入場料/無料(午前9時〜午後4時)

休館日/毎週月曜日および冬季の火曜日、年末年始

(休館日が祝日または振替休日の場合は翌平日)

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